BMW の主要なサプライヤーの1つは、自動車用ランプ製品の研究、開発、設計、製造、および販売に従事しています。

主に自動車のヘッドランプ、テールランプ、フォグランプ、ブレーキランプ、ステアリングランプなどを提供しています。 その製品は、JETTA III、COROLLA EX、TIGUAN、BORA GP、PASSAT、AUDI A6、EXCELLE などさまざまな自動車に適用されています。

BMW の部品サプライヤーとして、自動車用ランプのサプライヤーは、電子注文処理とフルフィルメント処理をBMW のEDI システムと統合する必要がありました。 またCData Arc は、Microsoft Excel スプレッドシートで容易に管理できるシンプルなSCM EDI プロセスを実装するために採用されました。

CData Arc Connect を使用することで、サプライヤーは現在のIT 資産を活用して、本格的なERP システムの実装やサードパーティプロバイダーによる処理にかかる時間とコストの両方を回避することができました。

BMW との統合

このBMW の中核サプライヤーは、セキュアなファイル転送（OFTP 経由）、EDI メッセージング、およびスプレッドシート統合にCData Arc を使用しています。 以下の図は、CData Arc が処理に使用される方法の概要を示しています。

セキュアなファイル転送

BMW では、サプライヤーに対してOFTP2 を介した通信を要求しています。これは、ミッションクリティカルな自動車データの交換に最も広く使用されているプロトコルです。 CData Arc OFTP コネクタは、BMW のEDI システムと直接ドキュメントをセキュアに送受信するように構成されています。

EDI メッセージング

注文の処理と完了のために、BMW はサプライヤーに多くの標準EDI メッセージを通じた通信を要求しています。これを行うために、自動車用ランプのサプライヤーはCData Arc のANSI X12 コネクタを使用して、次のような、スプレッドシートの値とEDI 標準の間でデータを変換します。

• 830（DELFOR - 計画スケジュール / マテリアルリリース）
• 856（DESADV - 事前出荷情報）

CData Arc はBMW サプライヤーに、EDIFACT メッセージをMicrosoft Excel に変換する簡単な方法を提供します。 Excel テンプレートは、EDI メッセージをユーザーが読み取り可能なExcel ドキュメントに変換するために使用されます。 さらに、EDI メッセージデータはフラット化されてExcel ベースのレポートにプッシュされます。

BMW にアップデートを伝えるために、サプライヤーは製品情報を含むExcel スプレッドシートを管理します。

CData Arc はExcel ファイルの変更を監視し、更新があるとCData Arc がこのデータをEDIFACT に変換し、付属のOFTP コネクタを介してEDI ドキュメントをBMW に渡します。

サプライヤーは、CData Arc の主要なテクノロジーパートナーの1つであるKA Software を選択し、OFTP のマッピング、変換、および構成を支援しました。 KA Software との提携により、サプライヤーはBMW との統合を迅速に進めることができ、今後の拡張のためのローカルリソースを手に入れることができました。

結果

この自動車用ランプサプライヤーは、CData Arc のセキュアなMFT 機能とCData Arc の強力なマッピング、翻訳および変換機能を使用して、BMW とのセキュアで信頼性の高いB2B メッセージングを迅速に実現しました。

CData Arc を使用して、サプライヤーはBMW のEDI システムとアドホックな製品管理プロセスを迅速に融合し、既存のExcel スプレッドシートをBMW との直接双方向通信用のインターフェースに変換しました。 これは、社内開発やサードパーティの管理なしに実現されました。