CData Arc フローページの概要(ログの記録と検索)

CData Arc のステータスページには、アプリケーションのパフォーマンスとステータスを追跡するために使用できるログとメトリックが表示されます。

これは、ステータスページで利用できる、次の情報に関する初心者向けガイドです。

これらのツールを組み合わせることで、CData Arc のデータフローの監視が簡単になります。CData Arc のデータ統合ツールの使用方法については、CData Arc フローページの使い方を参照してください。

トランザクションログ

トランザクションログの各エントリは、CData Arc フローのコネクタによって処理されるファイルに対応します。コネクタは以下のいくつかの方法でファイルを操作できますが、それぞれが「トランザクション」と見なされます。

  • 外部ソースからのデータのダウンロードと受信、およびファイルへの書き込み
  • ローカルファイルから外部デスティネーションへのデータのアップロードと送信
  • ローカルファイルのフォーマットまたはデータの変換と処理

トランザクションログのエントリには、ファイル名、トランザクションのタイムスタンプ、トランザクションのステータス(送信済み、受信済み、エラー)、トランザクションを実行したコネクタなど、特定のトランザクションに固有のデータが含まれます。

トランザクションログの各エントリを展開するには、エントリ行の左側にある+ ボタンをクリックするか、ファイル名をクリックします。展開されたログエントリには、トランザクションの一部として書き込まれたログファイルが表示されます。特定のトランザクションタイプには特定のログファイルがあります。たとえば、AS2 トランザクションには、トランザクションログファイルの1つとしてMDN レセプトが含まれる場合があります。

アプリケーションが失敗したトランザクションをトランザクションログに記録し、後からそのファイルを正常に送受信した場合、トランザクションログは、送信エラーまたは受信エラーのエントリを対応する正常なエントリで上書きします。失敗したトランザクションのログファイルは、トランザクションログのエントリを展開しても引き続き使用できます。

トランザクションログの検索

ステータスページの検索機能を使用すると、特定のトランザクションを絞り込むことができます。たとえば、特定のコネクタ名を検索すると、そのコネクタで処理されたファイルのみが表示されます。

デフォルトでトランザクションログは、タイムスタンプ、コネクタ名、およびファイル名の検索をサポートしています。検索文字列は部分的に指定できます。たとえば、「edi」と検索すると、「.edi」で終わるすべてのファイルと「edi」を含むすべてのコネクタがマッチします(大文字と小文字は区別されません)。

任意のトランザクションで使用できるデフォルトの検索条件に加えて、検索可能なカスタムメタデータをCData Arc フロー内のファイルに追加できます。アプリケーションによって追跡されるヘッダーの形式でメタデータがファイルに追加されると、これらのヘッダーは、他のトランザクションの詳細と同様にトランザクションログで検索できます。カスタムメタデータをファイルに追加する方法の詳細については、 ログの完全なマニュアルを参照してください。。

アプリケーションログ

アプリケーションログには、アプリケーションレベルで発生するエラーのエントリが含まれます。これは、特定のファイルトランザクションに固有のエラーよりも広い範囲です。たとえば、アプリケーションがデジタル証明書ストアを開くことができない場合、結果として生じるエラーは、アプリケーションによって処理された特定のファイルには関連付けらずに、アプリケーションログに記録されます。

アプリケーションレベルのエラーに加え、アプリケーションログにはアプリケーションリソースへの許可されたアクセスのインスタンスも含まれます。たとえば、このログには、リモートマシンからアプリケーションを管理する管理API リクエストや、古いログデータをアーカイブおよび削除する毎日のクリーンアップタスクが含まれます。

CData Arc の自動化されたタスクの実行を妨げるエラーはすべて、アプリケーションログに記録されます。自動化された構成でファイルが適切に送受信されない場合は、アプリケーションログで関連するエラーを確認してください。

アプリケーションログには、CData Arc フロー内でメッセージをルーティングできなかった場合も記録されます。たとえば、アプリケーションがAS2 メッセージを受信したものの、メッセージの送信者を認識しなかった場合(送信者用に構成されたAS2 コネクタにメッセージをルーティングできない場合)、アプリケーションはこのエラーをアプリケーションログに記録します。

アクセスログ

アクセスログには、CData Arc をホストしているWeb サーバーにアクセスしようとしたすべての試行が記録されます。これらは以下を含みます。

  • Web ベースのプロトコル(AS2、AS4 など)を介して送信されるファイル
  • 離れた場所からアプリケーションを管理するための管理API リクエスト
  • アプリケーション内で公開されたWeb エンドポイント(API コネクタで構築されたカスタムAPI など)へのリモートアクセス

アクセスログを使用することで、CData Arc とリモート取引パートナー間の一般的な接続の問題を診断できます。リモートの相手がWeb プロトコルを介してデータを送信しようとしていながらこのデータがCData Arc フローに到着しない場合、アクセスログはこれらのWeb リクエストがアプリケーションに到達したかどうかを示します。アクセスログにパートナーのWeb リクエストのエントリが含まれていない場合、CData Arc がデータを「認識」する前に接続の問題が発生しています(多くの場合、これはファイアウォールの干渉または他のネットワーク条件の結果です) 。

アクセスログにリモートパーティから送信されたデータのエントリが含まれているにもかかわらず、このデータがCData Arc フローに正しく入力されていない場合は、アプリケーションログで受信したメッセージの解釈またはルーティングに関連するエラーがないか確認してください。

ログの監査

ステータスページには、ログの他に、アプリケーションの使用状況が視覚的に表示されます。

構成されたコネクタの数は、ページの左上に表示され、当日中にこれらのコネクタによって処理されたトランザクションの数も表示されます。アプリケーションはさらに、これらのトランザクションを、成功した送信と失敗した送信、および成功した受信と失敗した受信に分割します。ローカルファイルデータに対するすべての操作(CSV ファイルのXML への変換など)は、送信操作と見なされます。

ページの右側のグラフには、アプリケーションによって処理されたトランザクションがビジュアライズされます。これらのトランザクションは、時間(グラフが過去24 時間のアクティビティを表示するように設定されている場合)、日(グラフが過去7 日または30 日間のアクティビティを表示するように設定されている場合)、または月(グラフが過去12か月のアクティビティを表示するように設定されている場合)でグループ化されます。

ステータスページ:直感的なアプリケーションの概要

CData Arc のステータスページでは、トラブルシューティングとデータ追跡が1つの管理しやすいディスプレイにまとめられています。ここでは、ファイル転送、データ移動、フローを確認するために必要な情報がすべて表示されます。

ログのエラーや問題に関する追加情報をお探しの場合は、ログのドキュメントを参照するか、サポートチームにお問い合わせください。



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